ジャムレッスンVol.1(2024/3/20)にご参加の福元さんの声

2024/3/20 Vol.1 にご参加いただいた福元さんのレポートです。


2024/3/20 wed. 15:00start
新所沢スワン
“五十嵐一生 ジャム・レッスン Vol.1”

出演 : 五十嵐一生(tp)/加藤友彦(pf)/鈴木克人(b)/迫優大(ds) guest:北澤大樹(ds)/山口友生(g)

新所沢ジャズハウス・スワンでの公開ジャム・レッスン。
15時から19時までと時間をたっぷり取っているジャム・レッスンで、途中には質問コーナーも。

ジャム・セッションには苦手意識を持っていた。

しかし、ゲストミュージシャンの5名+五十嵐一生というセッションホスト、まさに大船に乗ったような気持ちで、適度な緊張感の中で、私自身も”Stella by starlight”のテーマとソロ部分を、ピアノで一緒に演奏させてもらうことができた。

他の参加者の方々の真摯な取り組み方にも刺激を受けた。

講評をもらうというよりアンサンブルとして、気になった箇所は止まりながら、会話して、もう一度トライしてみるという方法で、時間をたっぷり取りながら、他の参加者との会話を聞く時もメモを取ったり、勉強になった。

曲や音楽に一体どのようなアプローチをするのか、私の場合はアドリブの際に即座に弱点を指摘いただいて、今後の練習の励みとなった。
取り組むべき12曲の楽譜を参加者全員にクリップ付きで配布してもらうという、嬉しい”宿題”も。

質問コーナーにも十分な時間が割かれ、アンサンブルを強固にするための「DUOの法則」や、トランペットの「ハーフバルブ」の扱いに関する話、ライヴで用いられる「鈴」についてなど、実演も交えながらであり、面白く、興味深い話が多かった。

演奏中はベースがよく聞こえてきて、非常に安心感があった。
一方で、何も展開や呼応ができないもどかしさもあり、録音を聴き直すと、ドラムスにもっと息を合わせるべきだったということや、電子ピアノでコード進行のサポートをもらいながらであったため、こうした面でもこれからのテーマとして取り組みたいと思わせてもらえた。

五十嵐一生さんとの演奏にも、もっと呼応して弾いてみたかった箇所が沢山あった。
よい楽器が置いてあり、音響も良く、自分が家で弾いた以上のことはなかなか出てこないものの、誰かと合わせるからこそ思い浮かんで弾いてみる音もあり、そうしたことを身をもって体感できるイベントだった。

公開ジャム・レッスンの終盤は、ミュージシャン達による演奏をアンコール含めて2曲。
非常に熱い展開の演奏で、今後の活動もより楽しみになった。

スワンのマスターご夫妻の背後に並んだ膨大な数のレコード、楽器やミュージシャンにまつわる絵画など、店内の雰囲気が良く、是非また訪れたい。

次回はゴールデンウィーク中の4/29(月祝)、早くもVol.2が開催される。

詳細は未定だが、5/31(金)、6/1(土)にCathy Segal-Garciaとの共演も予定されている。
可能な限り聴きに行きたいと思う。

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